鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

パレードのシステム

高山羽根子『パレードのシステム』(講談社)をご恵送いただいた。ありがとうございます。 祖父の自死をきっかけに実家のある地元に帰った美術家の私。祖父が日本の植民地だった戦前の台湾に生まれ育った「湾生」と呼ばれる子どもだったことを知り、日本統治…

ビジュアル版五色の舟

『スピン』第2号(文藝2022年冬季増刊、河出書房新社)に、津原泰水の「五色の舟」が宇野亞喜良の挿画とともに一部掲載されている。 文末に〈編集部より〉とあって、昨年十月に亡くなった津原氏を追悼する言葉とともに、『ビジュアル版 五色の舟』が近く刊…

三彩兎文皿

三彩兎文皿「三彩兎文皿」中国、磁州窯。金~元時代(十三世紀)。東京国立博物館蔵。 二〇二三年癸卯。

仏手柑

仏手柑 Citrus medica街で見かけた鉢植えの仏手柑(ぶっしゅかん、ミカン科ミカン属)の実。 指のように裂けた実の形を「仏の手」にたとえられる。果肉はないが皮に芳香があり、乾燥させたものは漢方薬にもなる。陳皮(ミカンの皮)と似た効能があるそうだ。…

蘇りし銃

ユーン・ハ・リー『蘇りし銃』(赤尾秀子訳、創元SF文庫)をご恵送いただいた。ありがとうございます。 『ナインフォックスの覚醒』に始まる三部作完結編。 www.tsogen.co.jp

仙台短編文学賞作品集 2017→2022

仙台短編文学賞実行委員会編『仙台短編文学賞作品集 2017→2022』(プレスアート)をご恵送いただいた。ありがとうございます。 広く東北地方をテーマ、舞台にした短編小説を募る仙台短編文学賞の、第一回から第五回までの入賞作(大賞と各部門賞)を収録。同…

鷲羽大介『暗獄怪談 憑かれた話』

鷲羽大介『暗獄怪談 憑かれた話』(竹書房怪談文庫)を、著者よりご恵送いただいた。ありがとうございます。 怪談会などで何度もご一緒している、著名なブロガーでもある怪談作家の鷲羽さんが初めての単著を上梓。おめでとうございます。 kyofu.takeshobo.co…

Awards Eligibility (2022)

Umiyuri Katsuyama's flash fiction in 2022 "Time Capsule" (タイムカプセル、原題「イースターエッグ」)(translated by Toshiya Kamei, Antipodean SF 290) www.antisf.com "TRES MARCAS DE GARRA"(三つの爪痕、原題「猫を侮るなかれ」) (TRADUCCIÓN …

幻想と怪奇12

幻想と怪奇12拙訳のS・チョウイー・ルウ「海を繕う」が掲載された『幻想と怪奇12 イギリス女性作家怪談集 メアリー・シェリーにはじまる』(新紀元社)の見本をいただきました。 十二月一日発売予定です。 アラスカ湾で海獣の調査をしているアヤコは、…

世界幻想文学大賞2022

アメリカ、ニューオリンズで開催されたワールド・ファンタジー・コンベンションで世界幻想文学大賞2022の受賞者が発表になりました。受賞者の皆さん、おめでとうございます。 アンソロジー部門は、Oghenechovwe Donald Ekpeki編『年刊ベスト・アフリカン・ス…

Antipodean SF 290

Antipodean SF 290 豪州のオンラインマガジン Antipodean SF Issue 290 が公開されました。 拙作の英訳 Time Capsule (translate by Toshiya Kamei)が掲載されております。フラッシュフィクションです。今号に訳載されているキューバの Alexy Dumenigo のフ…

これはポポーというものかしら

pawpaw こないだ見かけた果実。これはポポーというものかしら。(ポーポー。Pawpaw 北米原産、バンレイシ科の果樹。秋に実る果実は芳香があって甘いが、傷みやすいのであまり流通に乗らない)

シャーリイ・ジャクスン賞2021

ボストン・ブックフェスティバルでシャーリイ・ジャクスン賞 2021 が発表されました。受賞者のみなさん、おめでとうございます。 アンソロジー部門は dave ring 編 Unfettered Hexes: Queer Tales of Insatiable Darkness (Neon Hemlock Press)と、Eric J. G…

Antipodean SF (next issue)

AntipodeanSF 290 予告豪州のオンラインマガジン Antipodean SF の次号 issue 290 に拙作の英訳 Time Capsule (translated by Toshiya Kamei) が掲載されます。ごく短いフラッシュフィクションです。 本号でカメイさんは Alexy Dumenigo をスペイン語から英…

二〇二二年の金木犀

金木犀金木犀(キンモクセイ)が今季二度目の花盛りを迎えている。 金木犀は丈夫なためか、庭木や生け垣、公園でよく見かける。なかには手入れがされてない木もあるが、この木は葉も艶々しており花付きもすこぶる良い。 白い花が金木犀に遅れて咲く、優しい…

紙魚の手帖 vol.07

『紙魚の手帖』vol.07(東京創元社)をご恵送いただいた。ありがとうございます。 十月七日発売予定。 【受賞作決定!】 第32回鮎川哲也賞 選評 辻 真先・東川篤哉・麻耶雄嵩 第19回ミステリーズ!新人賞 選評 大倉崇裕・大崎 梢・米澤穂信【第19回ミステリ…

シャーリイ・ジャクスン賞候補

拙稿「喫茶アイボリー」の英訳 “Café Tanuki” (translated by Toshiya Kamei) も掲載されたお化け屋敷アンソロジー Professor Charlatan Bardot’s Travel Anthology to the Most (Fictional) Haunted Buildings in the Weird, Wild World (2021 Edition), Ch…

BFCオープンマイク「喫茶アイボリー」

BFC(ブンゲイファイトクラブ)オープンマイクに掌編「喫茶アイボリー」が掲載されました。234です。 喫茶アイボリーnote.com

眉村卓『仕事ください』

眉村卓『仕事ください』(日下三蔵編、竹書房文庫)をご恵送いただいた。ありがとうございます。 仕事仕事仕事ください……。意のままになる奴隷を求めた男の前に現れた“やつ”は仕事を求め続ける……。表題作ほか、不思議で哀切なる猫SF「ピーや」、恋人との会…

九段下駅

マルカ・オールダー、 フラン・ワイルド、 ジャクリーン・コヤナギ、 カーティス・C・チェン 『九段下駅 或いはナインス・ステップ・ステーション』( 吉本かな、野上ゆい、工藤澄子、立川由佳訳、竹書房文庫)をご恵送いただいた。ありがとうございます。 …

登高

登高 勝山海百合 九月九日は晴天だった。 江南に名高い李家も重陽節の登高をすべく、輿【こし】と車を連ねて名園で知られる香山寺に出かけた。大勢の家人も髪に袖に茱萸【しゅゆ】の紅い実を飾ってあとに続いた。 李家一行は参道の長い石段を登って山門をく…

ナイトランド・クォータリー vol.30【見本】

Anything Resembling Love by S. Qiouyi LuS・チョウイー・ルウの短編「愛に似たなにか」(勝山海百合訳)Anything Resembling Love by S. Qiouyi Lu (translated by Umiyuri Katsuyama) が掲載された『ナイトランド・クォータリー 暗黒のメルヘン〜闇が語…

ベストSF2022

大森望編『ベストSF2022』(竹書房文庫)をご恵送いただいた。ありがとうございます。 トップを飾る酉島伝法「もふとん」は、もふもふしたふとんの話―ではなく、もふもふしたふとんのような生き物“膚団(ふとん)”の話。つづく吉羽善「或ルチュパカブ…

F-CON 来場御礼

福島県のばんだい熱海温泉華の湯で開催された第五十九回日本SF大会 F-CON にご来場いただき、ありがとうございます。企画やサイン会も盛況でした。スタッフ、参加者、ゲスト、の皆さま、お世話になりました。ありがとうございます。 星雲賞海外短編部門の…

ナイトランド・クォータリーvol.30【予告】

Anything Resembling Love (by S.Qiouyi Lu) の拙訳「愛に似たなにか」(S・チョウイー・ルウ/陸秋逸)が掲載された『ナイトランド・クォータリー 暗黒のメルヘン〜闇が語るもの 』vol.30(アトリエサード)は、九月九日頃の発売です。

さよなら、メリッサ・バンク

『娘たちのための狩りと釣りの手引き』『娘たちのための狩りと釣りの手引き』“The Girls’ Guide to Hunting and Fishing” の作者メリッサ・バンクが亡くなった。六十一歳。八月五日付ワシントンポストの Harrison Smith の記事によると、八月二日にニューヨ…

朧木果樹園の軌跡【見本到着】

SFアンソロジー新月/朧木果樹園の軌跡拙作「その笛みだりに吹くべからず」が収録された、井上彼方編『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』(Kaguya Books 発行、社会評論社発売)の見本が届きました。 画像左側はクラウドファンディングでご支援いた…

『世界の終わりの天文台』解説公開

リリー・ブルックス゠ダルトンの『世界の終わりの天文台』(佐田千織訳、創元SF文庫)に書いた解説が公開されました。 www.webmysteries.jp www.tsogen.co.jp

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『世界の終わりの天文台』解説

解説を書いた、リリー・ブルックス=ダルトン『世界の終わりの天文台』(佐田千織訳、創元SF文庫)の見本をいただきました。八月十日発売予定です。 www.tsogen.co.jp