鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

はるこん2024【予告】

四月二十、二十一日に開催されるSFイベントはるこん(会場は神奈川県川崎市の川崎市国際交流センター)に参加します。 二十日に、作家のユキミ・オガワさんにお話をうかがう企画に登壇予定です。日時が決まりましたらお知らせします。 hal-con.net

闇の中をどこまで高く

セコイア・ナガマツ『闇の中をどこまで高く』(金子浩訳、東京創元社)をご恵送いただいた。ありがとうございます。アーシュラ・K・ル=グイン賞特別賞受賞作。 ……滅びの危機を経て緩やかに回復してゆく世界で、消えない喪失を抱えながら懸命に生きる人々の…

訂正

『SFマガジン』四月号(762号)のユキミ・オガワの解説の書名に誤りがあります。 p.130 下段 誤 The Best of SF : Volume 2 正 The Best of World SF : Volume 2

SFマガジン四月号(762号)

「さいはての美術館」冒頭 SFマガジン4月号(2024年)拙訳のユキミ・オガワ「さいはての美術館」The Portrait of a Survivor, Observed from the Water by Yukimi Ogawa が掲載された『SFマガジン』二〇二四年四月号(早川書房)が発売になりました。扉絵…

射手座の香る夏

松樹凛『射手座の香る夏』(創元日本SF叢書)をご恵送いただいた。ありがとうございます。 第十二回創元SF短編賞受賞作を含んだ、短編と中編を納めたデビュー作品集。解説は飛浩隆。www.tsogen.co.jp

さいはての美術館【予告】

「さいはての美術館」扉『S-Fマガジン』二〇二四年四月号(早川書房)にユキミ・オガワ Yukimi Ogawa の短編「さいはての美術館」が勝山海百合訳で掲載されます。挿画はねじれ。〈特集:BLとSF〉二月二十四日発売予定。 原題は The Portrait of a Sur…

SFが読みたい!2024年版

SFマガジン編集部編『SFが読みたい! 2024年版』(早川書房)の見本を受け取りました。二月九日発売予定。 二〇二三年のベストSF【国内篇・海外篇】アンケートに回答しております。www.hayakawa-online.co.jp

ロボットの夢の都市

ラヴィ・ティドハー『ロボットの夢の都市』(茂木健訳、東京創元社)をご恵送いただいた。ありがとうございます。 どこか懐かしい未来の、ふしぎなSF物語 www.tsogen.co.jp

特別展中尊寺金色堂

中尊寺金色堂模型(五分の一)先日、上野の東京国立博物館本館で「建立900年 特別展中尊寺金色堂」を観覧した。(会期は本年一月二十三日から四月十四日まで)(画像は展示室内で唯一撮影が許された金色堂の模型) 中尊寺は嘉祥三(八五〇)年に現在の岩…

画に描いた魚

三彩刻花双魚文盤魚を食べ終えても、皿の魚はなくならない。 「三彩刻花双魚文盤」(中国磁州窯、金代、十二~十三世紀。東京国立博物館所蔵 横河民輔寄贈)

華文NOVA【予告】

書き下ろし短編が十三篇収録された大森望責任編集『NOVA 2023年夏号』(河出文庫)が、来年、中国の明室 Lucida から翻訳出版されます。翻訳は呂灵芝さん、黄怡轶さん。 www.kawade.co.jp 『NOVA 2023年夏号』には、拙作「ビスケット・エフ…

アンソロジー『万象3』出来

『万象3』アンソロジー『万象3』(惑星と口笛ブックス、電子書籍のみ)が出ました。 勝山海百合は「紫には灰を」を寄稿しております。こちらの宣伝ページで収録の各作品の紹介、抜粋などを読むことができます。 p-and-w.sakura.ne.jp 『万象3』Kindle版 h…

創元SF文庫総解説

創元SF文庫の紹介文を三冊分寄稿した、東京創元社編集部編『創元SF文庫総解説』(東京創元社)の見本を受け取りました。十二月二十二日発売予定。 800冊近い刊行物の書誌情報&レビューのほか、草創期の秘話や装幀をめぐる対談、創元SF文庫史概説、創元SF…

京フェス2023【終了】

京都SFフェスティバル2023の二日目、「東京創元社と海外SFを語る部屋」を視聴いただき、ありがとうございます。事前のテストでは問題なかったのですが、本番直前にzoomにブロックされ、急遽スマートフォンで声だけの参加となりました。慌ただしくて失礼しま…

京都SFフェスティバル2023【予告】

十二月二日、三日に開催される京都SFフェスティバル(京フェス)の二日目、十二月三日午後五時からの『東京創元社と海外SFを語る部屋』でお話します。東京創元社の石亀航さんがおもに話し、わたくしは聞き手です。 本年八月の日本SF大会でお話したことの…

奏で手のヌフレツン

酉島伝法『奏で手のヌフレツン』(河出書房新社)をご恵送いただいた。ありがとうございます。 太陽に抗った聚落の子孫ヌフレツンは、運命に導かれてバイオンリの奏で手を目指す。迫る太陽消失。響け、祖先の遺した禁忌の音。日本SF大賞2度受賞の異形の天才…

かぐやフェス2023【報告】

去る十一月十八日(土曜)に、京都市内のイベントホール洛央で開催されたかぐやフェス(バゴプラ主催)に参加しました。第一回から第三回までのかぐやSFコンテストの授賞式が行われ、第一回の大賞授賞者として、わたくしも賞状と記念のトロフィーを授与さ…

万象3【予告】

万象3拙作「紫には灰を」が収録される『万象3』(惑星と口笛ブックス、電子書籍のみ)がまもなく世に出ます。おそらく今月中には。 もうしばらくお待ちください!

美しき血

ルーシャス・シェパード『美しき血 竜のグリオールシリーズ』(内田昌之訳、竹書房文庫)をご恵送いただいた。ありがとうございます。 〈竜のグリオール〉シリーズ最終作。 グリオールの血液を研究していたロザッハーは、黄金色にきらめく美しき血に混沌とし…

幻想と怪奇14 ロンドン怪奇小説傑作選

投じた書評が採用され、掲載された『幻想と怪奇14 ロンドン怪奇小説傑作選』(新紀元社)をいただきました。 www.shinkigensha.co.jp 今回は大濱普美子の『猫の木のある庭』(河出文庫)を取り上げました。本書は『たけこのぞう』(国書刊行会)を文庫化にあ…

ときときチャンネル 宇宙飲んでみた

宮澤伊織『ときときチャンネル 宇宙飲んでみた』(東京創元社)をご恵送いただいた。ありがとうございます。 www.tsogen.co.jp

成都世界科幻大会(田田さん)

Chengdu Worldcon 中国の成都市で開催された世界科幻大会(ワールドコン)での一枚。 拙作「あれは真珠というものかしら」を華文訳(「那是珍珠吗」)した翻訳家の田田さん(右)とわたしと大学生のボランティアさん。撮影はアシスタントのうまさん(中国の…

金木犀(つぼみ)

金木犀2023年(つぼみ)金木犀(きんもくせい)に近づいて見たら、小さな丸い蕾が膨らんでいた。まだ開いていないが、色づいて今日か明日かといった風情だ。もしかしたらもう一つ二つは開きかけているかも……と、しばらくそばに佇んでみたが、鼻は明確な香り…

中国陶磁研究会会報

東京国立博物館東洋館で、特集「創立80周年記念 常盤山文庫の名宝」(八月二十九日から十月二十二日まで)を見た。常盤山文庫は実業家菅原通濟(すがはらみちなり)の蒐集した墨蹟、書画が元になっており、そこに陶磁器などの工芸品が加わった東洋美術のコレ…

月餅2023

月餅本日は中秋(旧暦八月十五日)なので、横浜中華街のお土産物屋さんで買った月餅を。 真ん中に「仲秋」とでもあれば季節菓子らしさがあるが、「豆沙」は小豆のこしあんのことで、中身のことだ。わかりやすい。 あんこに黒糖の風味があり、刻んだ胡桃が入…

穏やかな死者たち

エレン・ダトロウ編『穏やかな死者たち シャーリイ・ジャクスン・トリビュート』(創元推理文庫)をご恵送いただいた。ありがとうございます。 『丘の屋敷』『ずっとお城で暮らしてる』など数々の名作を遺した鬼才シャーリイ・ジャクスン。日常に潜む不安と…

ジョン・スラデックの新刊

ジョン・スラデック『チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク』(鯨井久志訳、竹書房文庫)をご恵送いただいた。ありがとうございます。 狂機誕生 家事 殺人 絵画 強盗 …

大阪SFアンソロジー&京都SFアンソロジー

正井編『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』(Kaguya Books、社会評論社)、井上彼方編『京都SFアンソロジー:ここに浮かぶ景色』 (Kaguya Books、社会評論社)をご恵送いただいた。ありがとうございます。 八月三十一日発売予定。honto.jp honto.jp

紙魚の手帖 vol.12

『紙魚の手帖』vol.12(東京創元社)をご恵送いただいた。ありがとうございます。夏のSF特集。 www.tsogen.co.jp

日本SF大会 Sci-con 2023【来場御礼】

八月五日、六日に開催された第六十一回日本SF大会 Sci-con 2023は終了しました。スタッフの皆さん、たいへんお世話になりました。参加者、ゲストの皆さん、ありがとうございます。聞き手を務めた石亀航さんの企画「海外SF文学賞 中短編候補を語る」にも多…