鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

蓮迷

香港の成人映画『金瓶梅』(原作は明代の蘭陵笑笑生の小説)が日本で公開されると聞いて何が気になるかというと、映画の主人公で性の探求者 西門慶が愛人の潘金蓮の纏足をどのように可愛がるかの一点に尽きる。纏足というのは、女性の足を、親指以外の指を土…

短文

二月二十五日発売予定の『怪談実話系 3 書き下ろし怪談文芸競作集』(MF文庫ダ・ヴィンチ)の「幽 文庫通信」(幽文庫の楽しいオマケ)に短文を書きました。 bk1では既に予約が始まっているのでリンクしておきます。 『怪談実話系3』怪談実話系 書き…

買わない

試供品の柔軟仕上げ剤(ゴージャスな香りがずっと続く)を使ったら、洗濯物が妙に甘ったるい匂いになり、干しても取り込んでも、朝着ても、夜になっても匂って、匂うたびに膝の後ろを突かれたような気持ちになる。

宇宙の塵

SF同人誌「宇宙塵」の主宰で、小隅黎(こずみれい)の筆名でSF小説の翻訳・創作をしていた柴野拓美氏が一月十六日に亡くなった。ご冥福をお祈りします。 柴野さんに最後にお目にかかったのは、二〇〇七年に横浜で開催された世界SF大会(日本SF大会と共同開催…

けいらんと元宵

『サライ』二月号の大特集が「『遠野物語』を旅する」で、『遠野物語』そのものと岩手県遠野市を紹介している。『幽』十一号の『遠野物語』特集の、現代の遠野郷に残る民話の息遣いや怪異の痕跡を感じるような切り口とは異なっていて、雑誌が違うと同じ場所…

辻占?

フレッシュネスバーガーを今年になって初めて利用したら、何気なく手にした使い捨てのマドラーに"Start writing a novel "と書いてあった。去年最後に来たときも同じフレーズのマドラーだったので、もしかしたらこのマドラーしか置いていないのかも知れない。

辻占

正月の縁起菓子の一つで、縁を花形に寄せた砂糖がけの米煎餅の中に、判じ物めいた短文が書かれた小さな紙が入っている「辻占」 書かれていることは他愛なく、微笑を誘う。 (画像は石川県金沢市の諸江屋のもので商品名は「辻占 福寿草」、年末年始だけ販売さ…

ノックは無用

今年最初に見かけた猫はトラだった。 正月三が日にお寺にお参りに行ったら、父親とおぼしき男性が小学校低学年くらいの男児二人に「いいか、ちゃんと拝まないとオバケが来るぞ、オバケが」と脅かしていた。「神様がオバケ寄越すから、ちゃんと手をパンパンっ…