鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『恐怖通信鳥肌ゾーン3』(予告)

六月に出る予定の『恐怖通信鳥肌ゾーン』シリーズ三冊目の予約がamazonで始まりました。(拙稿も掲載予定です)後ろにいるよ (恐怖通信 鳥肌ゾーン (3))作者: 東雅夫,にじぞう出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2013/06/05メディア: 単行本この商品を含むブ…

上海的甜品

知り合いの女性に、「上海にルビーっていうお菓子屋さんがあるんだけど、懐かしい味がするの」と教わって、行ったことがあった。紅宝石 Ruby という看板を掲げた小さなお店で、ショーケースを指さしてケーキを買った。ケーキは日本の洋菓子店と同じく紙の箱…

花と雪

今年、東京のソメイヨシノの開花は例年よりも早く、満開になるのも早かった。急き立てられるような気持ちにならないこともない。 しかし、世の桜はソメイヨシノだけではないので、種類によっては三分咲きの桜もあるし、咲くと薬玉のようになる八重咲きの蕾は…

朝のお粥

広東料理の店で朝食に食べたお粥。皮蛋痩肉粥。刻んだピータン(皮蛋)と豚の赤身肉(痩肉)が入っている。スープを吸って、やわやわになったお米が美味しい。上にのっているのは揚げたワンタンの皮のようなものと、千切りのレタス。 以前、同じ店で食べたと…

黄色い空

先月、中国の上海に行った。大気汚染がひどいと言われていたので、PM2.5にも対応したマスクを持って行った。上海の空は霞んでいて、ときどき少し焦げ臭いような感じがした。匂わなくてもマスクをしていないと鼻の奥がもぞもそして、メガネをかけていないと目…

詳細

以前のエントリで、光瀬龍が火事を見るのが好きだったと書いた。詳しくは立川ゆかりが『S-Fマガジン』で連載している光瀬龍の評伝で書くだろうとも。 http://d.hatena.ne.jp/umiyuri/20130122/p2 先日、立川さんに会ったら『S-Fマガジン』四月号に書いたとお…

大藪賞・SF大賞

三月一日に都内で行われた第十五回大藪春彦賞、第三十三回日本SF大賞贈賞式に出席した。 大藪春彦賞を『検事の本懐』(宝島社)で受賞した柚月裕子さん、日本SF大賞を『機龍警察 自爆条項』(早川書房)で受賞した月村了衛さん、『盤上の夜』(東京創元…

雨とクトルゥー

日本SF大賞のパーティーの二次会に参加させていただいたが、私が連れと座っているテーブルに、作家のKさんがやってきて、「ここ、空いてますか?」とたずねた。二人で「どうぞどうぞ」と腰を下ろすように促すと、Kさんは、一人の女性を先に着席させた。…