鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

人の死体を掘り返して食べる「疱瘡婆」

毎日新聞の記事「 人の死体を掘り返して食べる「疱瘡婆」 疫病の恐怖、時代を超えて」が無料で公開されました。只野真葛の『奥州ばなし』に登場する疱瘡婆についてコメントしている記事です。news.yahoo.co.jparaemishi.cart.fc2.com

第百六十三回芥川賞・直木賞

高山羽根子さんにお招きされ、都内のホテルで開催された第百六十三回芥川龍之介賞、直木三十五賞の贈賞式に行った。感染症拡大を予防するため、人と人の間の距離をとった着席式で、食事を伴うパーティーはなし。授賞者との談話はアクリルのパネル越しだった。…

毎日新聞地方版「疱瘡婆」

八月十九日付けの『毎日新聞』地方版の記事「東北のアマビエたち/2 遺体を食べる「疱瘡婆」宮城 疫病への恐れ垣間見る」で、只野真葛の『奥州ばなし』に登場する疱瘡婆についてコメントしております。 araemishi.cart.fc2.com

古井戸

古井戸 勝山海百合 弟が産まれた時のことを、よくおぼえている。産婆さんを呼びにいかされ、昼下がりの田んぼのあぜ道を走ったのだから。 「ばっぱ! 産まれるって」と産婆さんの家の前で大声で叫んだ。もんぺをはき、大きなあずま袋を持っておっとりと外に…

第一回かぐやSFコンテスト結果発表

第一回かぐやSFコンテストの選考結果が発表になり、拙作「あれは真珠というものかしら」が大賞を受賞いたしました。 読んでくださった方々、応援していただいた皆様、審査員諸氏、ありがとうございます。とても嬉しいです。 最終選考に残った十一篇はどれも…

かぐやSFコンテスト候補作

第一回かぐやSFコンテストの一次選考を拙作「あれは真珠というものかしら」が通過し、最終候補十一篇の一つとなっております。 最終候補作はリンク先で読めます。 第一回かぐやSFコンテスト | VG+ (バゴプラ)

朝の庭

朝の庭 勝山海百合 朝もやの中、老いて縮んだ女性が藍色木綿の上着と灰色のズボンの普段着で庭に出ると、鬼百合の花に灰色の紙が引っ掛かっていた。彼女が蕾が折れないように染みのある指でそっと摘まむと露で濡れて重みを増した紙の落下傘で、紐の先に木片…

ミステリーズ!vol.102

『ミステリーズ!』vol.102(東京創元社)をご恵送いただいた。ありがとうございます。 夏の怪奇幻想特集号。 www.tsogen.co.jp

ウォーシップ・ガール

ガレス・L・パウエルの『ウォーシップ・ガール』(創元SF文庫、三角和子訳)をご恵送いただいた。ありがとうございます。 2018年度英国SF協会賞長編部門受賞作。 www.tsogen.co.jp

来場御礼(My Kaffeeklatsch Programme)

My Kaffeeklatsch programme is finished with fun. ニュージーランドのウェリントンで開催されたヴァーチャルワールドコン CoNZealand は八月二日をもって終了しました。八月一日午前十一時(日本時間午前八時)から開催された勝山海百合の Kaffeeklatsch …