鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

予祝

拙訳「まもなく」を公開した。二百数十文字なのでご一読いただきたい。umiyulilium.hatenablog.com"Soon" はToshiya Kamei のごく短い物語で、COVID-19の蔓延でホリデーシーズンにも帰省できず、通帳の残高は減っていくのに生活費はかかって先が見えない進行…

Soon / まもなく

まもなく Toshiya Kamei 勝山海百合訳 誰もいないのに家の廊下は軋む。冷たい午後の空気が部屋を満たす。つくえの前に座ってノートパソコンを起動すると、画面がかわりばえしない生活を思い出させる。いつもの昼下がりのようにママにhola (オラ)と話しかけ…

万象ふたたび、さざなみの国

日本ファンタジーノベル大賞受賞作家総勢二十名が参加したファンタジーの競作集『万象ふたたび』に寄稿しております。 また、『さざなみの国』(第二十三回日本ファンタジーノベル大賞受賞作)が加筆、修正のうえ復刊します。装画は大谷津竜介さんです。 ど…

公開間近 

昨年、十五年の時を経て再開したPenumbric Speculative Fiction Magazineに、拙作 "The Early-Morning Garden" が掲載されます。Drabbleです。二月の予定です。 https://www.penumbric.com/ホラーのフィクションとコミックの Green Inferno に掌編 "The Guar…

かぐやプラネットでインタビュー

SFメディアバゴプラの新しい取り組み、Kaguya Planet (通称かぐプラ)にインタビュー記事「『海外の読者は実在する』勝山海百合、2020年を振り返る。相次ぐ英訳、感じた変化」 が掲載されます。 かぐプラを応援(一月で五百円、一年で五千円)している人は…

牛鈕馬肉紅石印

清代の牛の鈕(ちゅう)の石印。石は寿山系の馬肉紅石。 青山杉雨旧蔵。東京国立博物館蔵。 牛鈕馬肉紅石印 17-19c. China