鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Mermaids Monthly 十月号

Mermaids Monthly 10-2021ヒューゴー賞を受賞した編集者Juria RiosとMeg Frankが編集する、人魚やセルキー、河童、ナーガなど、水妖がテーマの雑誌 Mermaids Monthly 十月号に、拙作「山の人魚」の英訳 "One Last Shriek" (translated by Toshiya Kamei) が…

MAYDAY 28 Oct.

アメリカはウィスコンシン州ミルウォーキーのNew American Press の雑誌 MAYDAYに拙作「珊瑚の腕環」の英訳 "Coral Bracelets" (translated by Toshiya Kamei)が掲載されました。 maydaymagazine.com 古い媽祖廟(媽祖、まそ、Mazuは、中国の南方、香港、台…

シェリィ・カメイの紹介

(イラストは大谷津竜介 / illustrated by Ryusuke Ohyatsu) 『すばる』十二月号(十一月六日発売、集英社)に「鶴の女たち」Blood in the Thread が拙訳で掲載されるシェリィ・カメイ Cheri Kamei は、ハワイに住むアジア系アメリカ人の女性作家。アメリカ…

京フェス2021 

本年の京都SFフェスティバル(京フェス)は終了いたしました。 「東京創元社と最新海外SFを語る部屋」を視聴していただき、ありがとうございます。スタッフの皆様にもお世話になりました。

BFCオープンマイク「ネックピロー」

ブンゲイファイトクラブオープンマイクに投稿し、掲載されました。 113「ネックピロー」です。エッセイ的な短文です。 note.com(008「純金」は去年の投稿です)

京都SFフェスティバル2021

京都SFフェスティバル(京フェス)は、本年は十月二十三日(土)にオンラインで開催されます。ただいま申し込み受付中です。 編集者の石亀航さんの企画「東京創元社と最新海外SFを語る部屋」(日本時間23:00から一時間)で、少しお話します。企画はZoomミ…

紙魚の手帖 創刊号

東京創元社の新雑誌『紙魚の手帖』vol.01をご恵送いただいた。ありがとうございます。隔月偶数月刊行の総合文芸誌。 「ミステリーズ!」の後継誌ついに創刊。コンセプトは、国内外のミステリ、SF、ファンタジイ、ホラーを刊行してきた東京創元社による「総合…

『サワー・ハート』

ジェニー・ザンを知ったのは『文藝』二〇二〇年春季号に載っていたエッセイ「存在は無視するくせに、私たちのふりをする彼ら」(小澤身和子訳)でだ。ザンは中国系アメリカ人の詩人、小説家。冒頭で、アイオワ・ライターズ・ワークショップの大学院生だった…

ネットワーク・エフェクト

マーサ・ウェルズ『マーダボット・ダイアリー ネットワーク・エフェクト』(中原尚哉訳、創元SF文庫)をご恵送いただいた。ありがとうございます。 一人称が「弊機」の警備ロボットが主人公で、第七回日本翻訳大賞を受賞した『マーダーボット・ダイアリー…

Army of Darkness / 古戦場

古戦場 Toshiya Kamei 勝山海百合訳 煙の中で火の粉がちらちらと舞う。馬の蹄の音、鬨(とき)の声、甲冑の触れ合う音が大きくなる。 「反乱軍だ!」夜の闇の中、ワン将軍とその兵は迫りくる攻撃にそなえた。 将軍は兵とともに炎に近づいた。凄まじい叫び声…

Mythical Beings of Asia

Kelly MatsuuraさんのInsignia Stories から、Mythical Beings of Asia (Insignia Drabbles #4)が刊行されました。アジアの不思議な、怖い話をテーマにしたDrabble(百ワードの超短編)のアンソロジー。電子書籍のみです。 拙作「家の要」の英訳 "Dollhouse"…

Antipodean SF issue 277

豪州のオンラインマガジン AntipodeanSF issue 277 に拙作「もう一度ビーチで遊びたい」の英訳 "Once again on the beach"(translated by Toshiya Kamei)が掲載されました。 死にかけると良い夢が見られるアプリを入れた主人公が、愛犬ロビンと美しいビーチ…