鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

中国SF資料之九


中国SF研究会様より『中国SF資料之九 ホラー特集』を御恵送いただく。ありがとうございます。
同誌より「日中SFの架け橋として―『科幻世界』雑誌編集部員インタビュー」から一部を紹介する。明千林(めい・せんりん Ming Xianlin)氏に立原透耶氏がインタビューしたもの。『科幻世界』は中国のSF専門誌。

1.どうして、『科幻世界』の編集になろうとしましたか(なりましたか)?


明 私は子供の時から幻想文学に強い興味を抱いており、大学では中文学科専攻ではなかったけれども、大量の文学作品を読みました。卒業するときには出版業界に従事したいと希望し、一生涯「文字」とつきあいたいと思ったのです。『科幻世界』は私が小さい時から最も好きだった雑誌の一つで、ちょうどまさに発展している時期で、新鮮な血液の加入を必要としていました。それで私は決然としてその身を『科幻世界』編集部の列に投じたのです。

明氏は、二〇〇三年に北京大学を卒業し、二〇〇四年に『科幻世界』編集部に入ったそうだ。中国でも『涼宮ハルヒ』シリーズや『フルメタル・パニック!』はよく知られているそうだが、アニメは知られていても原作小説まで読む人は少ないらしい。