鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡【予告】

拙稿も掲載される、井上彼方編『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』(Kaguya Books 発行、社会評論社発売)が来月、八月二十九日発売になります。
クラファンでご支援いただいた方のお手元には、少し早く届く予定です。お待ちください。

SFを、もっと。

生きたまま襟巻きになるキツネ、世界を再創造する検閲、時を駆ける寿司、オレンジ様を育てる気球ドローン……知らない世界を旅してみたら、心がちょっと軽くなる。

ウェブで開催された「かぐやSFコンテスト」から生まれたSFアンソロジークラウドファンディングを成功させて始動!

収録作品

<第一章 時を超えていく>
三方行成「詐欺と免疫」
一階堂洋「偉業」
千葉集「擬狐偽故」
佐伯真洋「かいじゅうたちのゆくところ」
葦沢かもめ「心、ガラス壜の中の君へ」
勝山海百合「その笛みだりに吹くべからず」

<第二章 日常の向こう側>
原里実「バベル」
吉美駿一郎「盗まれた七五」
佐々木倫「きつねのこんびに」
白川小六「湿地」
宗方涼「声に乗せて」
大竹竜平「キョムくんと一緒」
赤坂パトリシア「くいのないくに」

<第三章 どこまでも加速する>
淡中圏「冬の朝、出かける前に急いでセーターを着る話」
もといもと「静かな隣人」
苦草堅一「握り八光年」
水町綜「星を打つ」
枯木枕「私はあなたの光の馬」
十三不塔「火と火と火」

<第四章 物語ることをやめない>
正井「朧木果樹園の軌跡」
武藤八葉「星はまだ旅の途中」
巨大健造「新しいタロット」
坂崎かおる「リトル・アーカイブス」 
稲田一声「人間が小説を書かなくなって」
泡國桂「月の塔から飛び降りる」

挿画・装幀:谷脇栗太