みちのくから遊びに来た人たちと食事をした。昼間は海の近くの遊園施設で遊んだと言う。夏休みで混んでいたが楽しかったそうだ。
遊園施設の近くは住宅地になっているのだが、美味しいものをみんなで取り分けて食べながら、こんなことを言われた。
「あんな海の近くに家建てて、住んでる人は怖くないのかな。高台でもないし防潮堤もないし、津波が来たら全部流されちゃうよ」
京浜地区は津波被害の歴史がないから……と言ってみたが、われながら説得力がなかった。仙台市の、太平洋に面した砂浜に近い住宅地が、三年まえの津波で基礎だけになっていたことを思い出した。
その晩は花火大会で、打ち上げ花火の音が響いてきた。
画像はデザートに食べた桃饅頭。中身は小豆のこしあん。
