鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

二月の本

二月九日発売予定の東雅夫監修『恐怖通信鳥肌ゾーン2 うずまき』(ポプラ社)に寄稿しております。恐怖通信 鳥肌ゾーン 2うずまき作者: 東雅夫,にじぞう出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2013/02/09メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (…

積み重ねあってこそ

東京国立博物館で開催中の特別展「書聖 王羲之」に行ったら混んでいた。第一会場では人の肩越しにちらり、と展示を見るかっこうとなった。 中国の歴代皇帝に愛され、書聖と称される王右軍(右軍将軍だったことがあるのでこう書くこともある)だが、どこがど…

天気図 vol.11

岩手県の文芸同人誌『いわての文芸誌 天気図』vol.11 にエッセイ「警官はうんざりした顔で言った」を寄稿しました。

対岸の

『天気図』に寄稿したのは、同誌を編集をしている、作家でもある立川ゆかりさんに頼まれたからだが、最初は断ろうと思っていた。しかし立川さんと電話で話しているときに光瀬龍にまつわる興味深いエピソードを教わってしまい、引き受けないわけにはいかなく…

一九三四年冬―乱歩

東京創元社から久世光彦『一九三四年冬―乱歩』(創元推理文庫)を御恵投いただいた。ありがとうございます。一九三四年冬―乱歩 (創元推理文庫)作者: 久世光彦出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2013/01/20メディア: 文庫 クリック: 3回この商品を含むブロ…

廃止運動の噂

喫茶店で小太りの男が言った。 「いま宇宙連合の中では "死" を廃止する運動があるらしいんだよ」 連れの女は言う。 「でもそうなったら、つまんないんじゃない?」

大報帖と王操之(追記、追記二、追記三あり)

過日、王羲之(中国、東晋の書家)の尺牘(信書)の、唐時代の写しが新発見されたという報道があった。「(便)大報期転呈也」で始まっているので『大報帖』と名付けられたそうだ。「大のことは期が報らせてくれました」で始まる手紙。大は親戚の王穭(おう…