2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧
二月は Women in Horror Monthということで、只野真葛(ただのまくず)を紹介する。 江戸時代に『赤蝦夷風説考』を著した仙台藩医工藤平助の一番上の娘で、名前はあや(綾、あや子とも)、作家で歌人である。 江戸で生まれ育ち、奥女中奉公を経験したのちに…
オルタナキュレーション惑星と口笛から、第二十三回日本ファンタジーノベル大賞受賞作『さざなみの国』(二〇一一年)が加筆と修正のうえで、電子書籍で復刊しました。装画大谷津竜介。p-and-w.sakura.ne.jp(大谷津さん、唐代の雰囲気のあるイラストをあり…
Insiginia Stories にToshiya Kamei が寄稿した "Umiyuri Katsuyama, Queen of Tenohira Kaidan" は、日本の怪談を、怪と談の文字の意味を説明するところから始め、近世日本で一世を風靡した怪談芸能に触れ、二十一世紀にインターネット上で開催された「ビー…
Kelly Matsuuraさん(オーストラリア出身)が愛知県からアジアの神話や民話、怪談、SFFを発信する Insignia Stories のWomen in Horror Month特集に、Umiyuri Katsuyama, Queen of Tenohira Kaidanという記事が掲載されています。書いたのは Toshiya Kamei …
HOME: Horror anthology 2021 拙作「マラカイト」の英訳が掲載された『HOME ホラー超短編アンソロジー』(Ghost Orchid Press)が届いた。オンデマンド印刷で国内からの発送。 表紙が燃え上がる寸前の金閣寺っぽい。(心を落ち着けて見れば民家) www.amazon…
十五年ぶりに蘇ったアメリカのオンライマガジン Penumbric Speculative Fiction Magazine Issue 5 に、拙作の英訳Drabble(百ワードの超短編)"The Early-Morning Garden" (translated Toshiya Kamei)が掲載されました。原文はてのひら怪談「朝の庭」です。 …
S‐Fマガジン編集部編『SFが読みたい! 2021年版』(早川書房)のアンケートに参加しています。見本をいただきました。www.hayakawa-online.co.jp
【注意】死や恐怖に触れたホラー超短編。敏感な方はご注意ください。 家路 Toshiya Kamei 勝山海百合訳 ぼくの足首をとらえて川底に引っ張っている誰かか何かを必死に蹴って、なんとか浮かび上がろうとした。水に浮いている草に触れたので掴もうとする。鼻も…
二月六日(09:00 JST)、Kaguya Planet でインタビュー「勝山海百合が語る、てのひら怪談・かぐやSFコンテスト・期待の作家」が先行公開されます。一月の先行公開のインタビュー「『海外の読者は実在する』勝山海百合、2020年を振り返る。相次ぐ英訳、感じた…
『ミステリーズ!』vol.105(東京創元社)をご恵送いただいた。ありがとうございます。 最終号。「レイコの部屋」はお休み。 新文芸誌が今夏創刊予定。 www.tsogen.co.jp
英国のGhost Orchid Press の超短編ダークホラー・アンソロジー『Home: An anthology of dark microfiction (Hundred Word Horror)』(English Edition)の書籍が購入できます。 日本国内でオンデマンド印刷、発送となります。www.amazon.co.jp ghostorchidpre…
英国ケンブリッジの Ghost Orchid Press からHOMEがテーマのホラー・アンソロジー『Home: An anthology of dark microfiction (Hundred Word Horror)』(English Edition)が出ます。 百ワードのとても短い物語と詩が百篇納められた本書に、拙作「マラカイト」…
豪州のオンラインSF誌 Antipodean SF 269に拙作の英訳 "Morning Garden" (translated by Toshiya Kamei) が掲載されました(アーカイブされました)。本号には高山羽根子さんの翻訳も掲載されております。 webarchive.nla.gov.au原文はてのひら怪談「朝の…
二月はWomen in Horror Month、オンラインでホラーに携わる女性の仕事を紹介し、称賛し、貢献をたたえ、ホラー愛を語って盛り上げる月(と理解している) www.womeninhorrormonth.com都内の旅館で女性だけが語る百物語怪談会をしたことがあり、そのときの怪…