鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

陶納ふたたび

約束していないのに、Yさんと会った。半年ぶりで、最後に会ったときに『竜岩石とただならぬ娘』をプレゼントしたが、どういう本を読む人か知らなかったので、読まれなくてもいいと思ってあげた。が、Yさんを見つけて挨拶をしたら、「読んだよ」と言われた。「でもね、『女が、女は』って書いてあったのに、途中で『娘が』とかに変わった話あったでしょう? あれは二ページくらい戻って読み直さなきゃいけなくて、ちょっとたいへんだった」と、さっきまで読んでいたかのようなことを言われて驚いた。
「それから、弟と出奔するお姉さんの話はもっと読みたかった」と言うので、そのお姉さんは今度出る本にもちょっとだけ登場しますと言うと、「楽しみです」と言われた。
別れてから気が付いたが、Yさんが話題にしたのは、どちらも「ただならぬ娘」だった。
(読んだだけでなく、感想も聞かせてもらえて、とてもありがたく嬉しかった)