東海教育研究所から、山川徹の『東北魂 ぼくの震災救援取材日記』(出版・東海教育研究所、発売・東海大学出版会)を御恵投いただいた。
亀山亮撮影のカバー写真がかっこいい。白いタオルで頭を覆った男性が、腰に両手を当て、レンズを見つめ、「魂」と記されたバーの看板と並んで写っている。本文を読んだところ、宮城県石巻市にある、バー魂(たましい)のものらしい。魂も昨年三月の津波に遭ったそうだが、現在は営業を再開している。
読んでいると大地震と大津波に遭い、辛くも生き延びた人々の息づかいが聞こえるよう。あの三月は寒かったと記憶しているが、被災し、住む家も失った東北の人々は痺れるような寒さの中にいたのだ。
- 作者: 山川徹
- 出版社/メーカー: 東海教育研究所
- 発売日: 2012/03
- メディア: 単行本
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