鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

鹿肉バーガー

Becker's で数量限定の「別格」信州ジビエ THE★鹿肉バーガーの販売が開始された。(今年は十月一日から)
レジで注文すると、「七、八分お時間いただきますがよろしいですか」と聞かれる。
席で待っていると、鹿肉バーガーが運ばれてきた。バンズとパティがタワーのように積み重なって白いお皿に載っており、これだけ見たらファストフード店のハンバーガーとは思えない。ポテトは添えられてないがハンバーガーレストランみたいだ。ステンレスのカトラリーまで添えられている。
手づかみで食べられるよう茶色のワックスペーパーの袋も付いてきたが、せっかくなので最初はナイフとフォークを使うことにした。フォークでバンズを押さえてパティにフォークを入れる。酒種のバンズはふっくらして弾力があり、その下に厚くスライスされたアワビダケ、ちょっと焦げた鹿肉のパティ、そしてタマネギ。切るのに力がいるので、腕に力をいれてナイフを動かしたら、テーブルがよぱよぱよぱ……と動いて、コーヒーがこぼれた。
(そうだ、ここはベッカーズ!)
ナプキンでトレイにこぼれたコーヒーを拭きながら我に返る。
このあともテーブルが揺れないように脇を締めてナイフを使い、小さく切って食べたが、どんなに気を付けてもテーブルは揺れる。
半分まで食べたところで紙袋に入れて手づかみで食べた。
おいしく食べたが、テーブルがこんなに揺れなければ、いやカトラリーを使った自分の初動ミス……と一人で反省会をしながら帰った。