喜久屋書店仙台駅前店で開催されたトークイベント「怪談&幻想文学ベストブック2017」を観覧した。
二部構成で、前半は東雅夫、土方正志、黒木あるじの三人で二〇一七年の幻想文学系の書籍の収穫についての鼎談。
後半は英米文学研究者で翻訳家の東北学院大学教授、植松靖夫を迎えて、文学研究者、翻訳家としての歩みを語ってもらった。
植松氏は「長年あまり表に出ないようにしていた。オカルト本の翻訳を手がけていたとき、読者から秘密結社についての問い合わせの電話がかかって来ることが多くて、それで表に出なくなった」というようなことをおっしゃっていた。
研究、教育、翻訳で忙しいが、いずれ自分でも小説を書いてみたい、「小説を書きたいって言って、実際に書く人はあんまりいませんけど」と笑っていた。
画像はイベント後にアレイスター・クロウリーの『麻薬常用者の日記[新版]Ⅰ天国篇』(植松靖夫訳、国書刊行会)にいただいたサイン。
麻薬常用者の日記〔新版〕 Ⅰ天国篇|国書刊行会
- 作者: アレイスター・クロウリー,植松靖夫
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2017/10/25
- メディア: 単行本
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