鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

京都SFフェスティバル2023【予告】

十二月二日、三日に開催される京都SFフェスティバル京フェス)の二日目、十二月三日午後五時からの『東京創元社と海外SFを語る部屋』でお話します。東京創元社の石亀航さんがおもに話し、わたくしは聞き手です。
本年八月の日本SF大会でお話したことの続き(十月に発表になったヒューゴー賞のことなど)や補遺、新しい情報をお話します。
今回の京フェスはオンライン開催(Zoom とDiscordを使います)で参加費は無料ですが、申し込みが必要です。詳しくは公式サイトをご覧ください。
kyofes.kusfa.jp

奏で手のヌフレツン

酉島伝法『奏で手のヌフレツン』(河出書房新社)をご恵送いただいた。ありがとうございます。

太陽に抗った聚落の子孫ヌフレツンは、運命に導かれてバイオンリの奏で手を目指す。迫る太陽消失。響け、祖先の遺した禁忌の音。日本SF大賞2度受賞の異形の天才がおくる書き下ろし長編。

www.kawade.co.jp

かぐやフェス2023【報告】

去る十一月十八日(土曜)に、京都市内のイベントホール洛央で開催されたかぐやフェス(バゴプラ主催)に参加しました。第一回から第三回までのかぐやSFコンテストの授賞式が行われ、第一回の大賞授賞者として、わたくしも賞状と記念のトロフィーを授与されました。
同人誌や個人誌を売る物販コーナー、ぬいぐるみが集合する棚、軽食がありデザートも美味しい、充実した集まりでした。初めて会う人、久しぶりに会う人がいましたが、結局話しそびれた人もいました。
スタッフの皆さまにはお世話になりました。ありがとうございます。


virtualgorillaplus.com

美しき血

ルーシャス・シェパード『美しき血 竜のグリオールシリーズ』(内田昌之訳、竹書房文庫)をご恵送いただいた。ありがとうございます。
〈竜のグリオール〉シリーズ最終作。

グリオールの血液を研究していたロザッハーは、黄金色にきらめく美しき血に混沌とした多彩な快感を与える効用があることを発見する。四年後、ロザッハーは“マブ”と名付けた竜の血から精製した麻薬により巨大な財を成す。しかし彼はその代償として、テオシンテに渦巻く権力と暴力、そして決して逃れられぬ巨竜の思念に翻弄されていく――。

www.takeshobo.co.jp

幻想と怪奇14 ロンドン怪奇小説傑作選

投じた書評が採用され、掲載された『幻想と怪奇14 ロンドン怪奇小説傑作選』(新紀元社)をいただきました。
www.shinkigensha.co.jp
今回は大濱普美子の『猫の木のある庭』(河出文庫)を取り上げました。本書は『たけこのぞう』(国書刊行会)を文庫化にあたり改題したもの。収録作の「盂蘭盆会」は東雅夫編『平成怪奇小悦傑作集3』(創元推理文庫)にも採られています。
www.kawade.co.jp
www.tsogen.co.jp