編集長になるまえに担当していた国内作家は二人、森下一仁さんと光瀬龍さん。光瀬さんには短編を二つ書いてもらった。
(会場からの質問。一九九七年頃に、編集者にS-Fマガジンの発行部数を聞いたが教えてもらえなかったが)
当時は一万五千部です。今はもっと少ないです。
リアル・フィクションには、ライトノベル読者にSFを読んで貰おうという意図もあった、甘くはなかった。でも若い読者に小川一水や冲方丁を知ってもらえたのは収穫。
ハードボイルドが好きで、早川書房を志望した。よそには行きたくなかったので他の出版社は受験していない。採用試験を受けた企業は日販とトーハン(当時は東京出版販売)。どちらも合格している。
作家に会ってもサインをもらったりしないが、例外は片岡義男。中学生の頃に夢中になった。