鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

縁日の葛餅

彼岸の中日で縁日なので川崎大師に行ったら、天気が悪いせいか人が少なかった。境内の露店もほとんど開いていない。津波被害と震災から復興しますようにと手を合わせ、葛餅(くず餅、縁起を担いで久寿餅と表記することが多い)を食べるため門前の葛餅屋の喫茶室に入ったら他に客がいなかった。二十日と二十一日は縁日特別価格だとかで、いつもは四百十円の葛餅(お茶付き)が二百円、ありがたく葛餅の食券を買う。葛餅を運んできたお姉さんが、「暖房が入っていないんです、すみません」と申し訳なさそうに言った。
灰色のぷにょっとした葛餅にきな粉と黒蜜がたっぷりかかっていて美味しそうなので、携帯電話のカメラで写真を撮ろうとしたら、家に忘れてきたことに気付いた。葛餅は時間が経つとみるみるうちに風味が落ちるので瞼に焼き付けて食べる。
そういえば、まえにRGさんに会ったとき、「あなたは、お菓子の写真を撮った時に、ブログをエントリーするのではないか」と言われたけれど、否定できなかった。そして画像はないけれど、お菓子を食べたので更新する。