鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

暗示か神助か

ミサンガが流行りだしたのはずいぶん前で、今ではごくありふれたものになっている。昨日も手首にカラフルな紐をいくつも結んでいる人を見た。何を祈っているのだろうと思う。自分はこの春に初めてミサンガを結んだ。初めてだったので結び方が悪く、すぐに解けてしまったので結び直した。ミサンガが切れると願いがかなうらしいが、切れる前にかなった。ゆるいので切らなくても抜けるのだけど、自分で切ると不幸が降りかかるとか、災いがあると言われているのでそのままにしている。ほんとうは解くのも結び直すのも良くないことらしいが、それは後から知った。
自分の力を引き出す暗示に過ぎないとも言われるが、災いがあるとまことしやかに言われているのを知ると、どこの神と契約してしまったのか不安になる。「願いがかなう」というまじないに荷担した時点で、引き受けなくてはならない不安だったが。