ユーン・ハ・リーの『ナインフォックスの覚醒』(赤尾秀子訳、創元SF文庫)をご恵送いただいた。ありがとうございます。三部作の第一作。作者はアメリカ生まれの韓国系アメリカ人。
www.tsogen.co.jp
去年ダブリンでリーに会った。ワールドコンの会場の廊下で。次のプログラムの待機列に並んでいたかなにかのところに通りかかったので、これはご挨拶せねばと思い切って声をかけた。
Hello, excuse me. are you Yoon Ha Lee ?
(ここで名前にMs.もMr.もつかないのは、当時はリー先生の性別を知らなかったのと、語尾に敬称をつける日本語の性質に引っ張られたせい。名前のアクセントもわからないのであやふやなまま。ちなみに性転換した男性で夫と娘がいる)
と尋ねて、そうだと言うので「アイケームフロムジャパン。アニョハセヨ」と英語と韓国語の語彙を振り絞って「日本語に翻訳されるの待っているところです」みたいなことを言って握手した。
あとで韓国チーム(韓国から来た作家やファン)と歓談しているのを見た。