鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

五香豆

中国は上海の名物に五香豆がある。丸のままの蚕豆(ソラマメ)のスナックで、味が付いていて噛み応えがある。
パッケージには賞味期限は未開封で二七〇天(二百七十日)、保存は「避熱防潮」と記してあり、去年上海に行ったときに買ってきて、常温で保存していたのが一袋あったので、SFファン交流会二月例会に持っていくことにした。賞味期限まで一ヶ月あった。ちょっとした不審があるとすれば、買ったときはそうでなかったのに袋が真空パック状態になっているところ。
五香豆は、茶色い豆の表面に白い粉が吹いている食べ物だが、会場で開封したら、その粉に脚が生えて立ち上がっていた。よく見ると粉ではなく、胞子だ。豆にまんべんなく黴が生えている。袋の中で生命活動が行われたので、真空パック状態になっていたのかと納得した。(そして棄てた)

どこでも売っているのに豫園の本家で買ったのに。避熱防潮だったのに。