鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

草餅

春には、えぐみのある新芽を食べて、冬の間に体に溜まった毒を除く習慣があるが、子どもの頃は、えぐみとか苦みは好きではなかった。中国の江南あたりでは、清明節(四月上旬)に「青団」という草餅のようなものを食べるが、緑色の正体は青菜だったりして、まるでえぐみがなく、美味しいけれど物足りない。(そのうえお菓子屋で春じゃなくても売っていて有り難みもない)

子どもの頃は、ヨモギの入った草餅は好きではなかったが、今は春を感じて良いものだと思う。画像は焙った草餅に漉し餡が添えられたもの。香ばしくて美味しかった。