鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

御衣黄

東京国立博物館の春の庭園開放最終日に、兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ)を見に行く。桃色の八重咲き(花弁の数が二百〜三百枚)だが、まだ蕾が膨らんでいるだけだった。開き始めた蕾は濃い紅色で、サクランボに似ている。これからが見頃なのにそれが見られないのは残念。
休館中の東洋館前の芝生に若木が植えられた……と思っていたが、今日気が付いたら黄緑の桜が咲いていた。おそらく御衣黄(ギョイコウ)。最初は緑の花だが、咲いてから時間が経つと赤みを帯びる。

画像は東洋館前のギョイコウ。
今はまだ丈も低いが、これからどんどん大きくなって、本館前のユリノキやシダレヨシノのような名物になるのだろう。