鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

これから出る本

日本文藝家協会編『短篇ベストコレクション 現代の小説』(徳間書店刊)に拙作「落星始末」が収録されます。発売は六月の予定です。
『紅鶴楼縁起(仮題)』が東京創元社から刊行される予定です。
同社の新刊ラインナップ説明会(二月二十一日)で配布された資料から引用します。

内容紹介:厨師一族の村に生まれた斉鎌(さいれん)は、なぜか戦場の前線で飯炊きをしていた。彼はある理由により村にいられなくなり、斉家に伝わる秘宝の庖丁と、曰く付きの「鍋」を携え各地を転々としていた。彼の持つ「鍋」は仙人から借りたもので、ただ煮るだけで水も甘露に変える魔法の鍋だったが、常に煮炊きしていないと人すら襲って喰ってしまう凶暴な鍋だった。元の持ち主に返すまでは村に帰れない……旅先で出会う様々な料理、人、そして異界のものたち。『聊斎志異』をはじめとする志怪小説を現代に蘇らせた著者が悠揚たる筆致で描く、至福の満漢全席的怪異譚!

同資料によると四六判仮フランス装、刊行は二〇一八年中だそうです。

画像は今年のイチヨウザクラ(一葉桜)。おしべの一部が葉の形に変化しているため一葉の名が付いているとのこと。