生産終了の明治のチェルシー（バタースカッチ）をあげたら、お返しに外箱を使ったアクセサリーをもらった。バッグアクセサリーとおそろいのアンブレラ・マーカー、どちらも手作りである。
それをバッグ（背嚢）につけてワールドコン（グラスゴーで開催された今年の世界SF大会）の会場を歩いていたら、知らない人に声をかけられた。
「ねえ、あなたのそれすごく素敵、キラキラして……」
ありがとう、これはわが友が拙者のために作ったものじゃ。その者は作家（Artist）でな……としどろもどろで返事をしたら、「販売サイトは？」と聞かれた。そうきたか！ と驚きながら、「残念だがない、しかしながら本は売っている、作家（Author）でもあるのだ。名前は……」とその人のノートに名前と書名を書き記した。その人が欲しい情報ではなかったかもしれないが、もしかしたら読者になってくれるかもと思いながら。一期一会。
ワールドコン会場、一度擦れ違った人ともう一度会おうとしても会えないので、「そのとき」声を掛けるのは大事なことだ。
（あとで確認したら本当にアクセサリーは販売していなかった。そのうち売り出すかも知れない）
