十一月一日、宮城県仙台市の里海荒浜ロッジ(仙台市若林区荒浜字中丁27)で行われるイベント「江戸時代の文学者 只野真葛と荒浜」(主催:荒浜再生を願う会 協力:荒蝦夷、海辺の図書館)に国文学者の門玲子さん、ナレーターの関口幸希子さんとともに出演します。
真葛についての講話、真葛作品の朗読があります。
時間は午前十時三十分から午後一時三十分まで。
参加無料、申し込み不要でどなたでもご覧いただけます。
只野真葛には「ながぬま道記」という長沼(現在の仙台市若林区荒浜あたり)に遊んだ紀行文があり、そのなかに、海岸でとれたての魚を食べて休んだあと、日が高いうちに帰路につくものの道端の可愛い花をねこじったり(根っこごと掘ったり)しているうちに日が傾き出して慌てる下りがあります。
以前、門玲子さんが『わが真葛物語 江戸時代の女流思索者探訪』の取材のためご友人と荒浜を訪れたとき、野菊があったので真葛に倣ってねこじって愛知県の自宅に持ち帰って庭に植えたそうです。荒浜は津波で色々なものが流されてしまったところなので、愛知県で丹精されていた野菊を分けてもらって、このたび荒浜に植えることになり、その記念イベントです。
この花を門さんたちは「真葛菊」と呼んでいました。
- 作者: 門玲子
- 出版社/メーカー: 藤原書店
- 発売日: 2006/03/01
- メディア: 単行本
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