鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

中国陶磁研究会会報

東京国立博物館東洋館で、特集「創立80周年記念 常盤山文庫の名宝」(八月二十九日から十月二十二日まで)を見た。常盤山文庫は実業家菅原通濟(すがはらみちなり)の蒐集した墨蹟、書画が元になっており、そこに陶磁器などの工芸品が加わった東洋美術のコレクションだそうだ。
「常盤山文庫中国陶磁研究会」という団体があるそうなので、自分に会員になる資格はなさそうだが、会報を送ってもらう賛助会員みたいなのにはなれるかな……とぼんやり考えたら、当会の会報は箱入りハードカバー(布張りで金の箔押し)、カラー図版入りの論文集だった。もちろん英文のサマリー(要約)もある。
定例会の案内や会員の消息、随筆、陶磁器川柳、勉強会のあとで利用している居酒屋の広告が載っているような、八ページくらいの会報(インクは一色)を想像していたら全然違っていた。
不明を恥じつつ、東洋館のミュージアムショップで『常盤山文庫中国陶磁研究会会報7 初期白磁』(二〇一八年十二月発行、三千五百円)を買った。本書が最新号で、今のところ会報は東博でしか買えない。
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