鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

鷲羽大介『暗獄怪談 憑かれた話』

鷲羽大介『暗獄怪談 憑かれた話』(竹書房怪談文庫)を、著者よりご恵送いただいた。ありがとうございます。
怪談会などで何度もご一緒している、著名なブロガーでもある怪談作家の鷲羽さんが初めての単著を上梓。おめでとうございます。
kyofu.takeshobo.co.jp
推薦と解説は黒木あるじ。
COVID-19が大流行して以来、お二人にお目にかかっていないが、お元気そうでなによりだ。
(どうでもいいことだが『暗獄怪談 憑かれた話』は既に持っている……)

Awards Eligibility (2022)

Umiyuri Katsuyama's flash fiction in 2022
"Time Capsule" (タイムカプセル、原題「イースターエッグ」)(translated by Toshiya Kamei, Antipodean SF 290)
www.antisf.com
"TRES MARCAS DE GARRA"(三つの爪痕、原題「猫を侮るなかれ」) (TRADUCCIÓN DE TOSHIYA KAMEI, Nagari Magazine)
www.nagarimagazine.com

Umiyuri Katsuyama's translation work (English to Japanese) in 2022
L・D・ルイス「シグナル」

"Signal" by L.D.Lewis (VG+ かぐやプラネット)
S・チョウイー・ルウ「愛に似たなにか」"Anything Resembling Love" by S. Qiouyi Lu『ナイトランド・クォータリー』vol.30
S・チョウイー・ルウ「海を繕う」"Spilling Salt Into the Sea" by S.Qiouyi Lu『幻想と怪奇12』

Umiyuri Katsuyama's original Japanese story in 2022
「その笛みだりに吹くべからず」(『SFアンソロジー新月/朧木果樹園の軌跡』)
virtualgorillaplus.com

Thank you, Kamei-san! I respect your works so much.
(今年はトシヤ・カメイが英語圏で小説家としても大活躍でした。カメイさんの今後の活躍に注目。)

幻想と怪奇12

幻想と怪奇12

拙訳のS・チョウイー・ルウ「海を繕う」が掲載された『幻想と怪奇12 イギリス女性作家怪談集 メアリー・シェリーにはじまる』(新紀元社)の見本をいただきました。
十二月一日発売予定です。

アラスカ湾で海獣の調査をしているアヤコは、バーで出会った素敵な女性と名前もきかないうちに関係をもつ。
彼女の名前はジョアンナ。一緒に過ごすうちに、アヤコはジョアンナは伝説のセルキーではないかと考えるようになる……
(セルキーはスコットランド語でアザラシ。セルキーはアザラシの毛皮をまとった妖精で、海中ではアザラシ、陸上では毛皮を脱いで人間になると言われている)

原文は Spilling Salt Into the Sea / S. Qiouyi Lu — Corvid Queen

www.shinkigensha.co.jp

世界幻想文学大賞2022

アメリカ、ニューオリンズで開催されたワールド・ファンタジー・コンベンションで世界幻想文学大賞2022の受賞者が発表になりました。受賞者の皆さん、おめでとうございます。
アンソロジー部門は、Oghenechovwe Donald Ekpeki編『年刊ベスト・アフリカン・スペキュレイティブフィクション』 The Year’s Best African Speculative Fiction (2021), Oghenechovwe Donald Ekpeki, ed. (Jembefola) が受賞しました。
locusmag.com

二〇二三年のワールド・ファンタジーコンは十月にアメリカのカンザスシティで、二〇二五年は英国はバーミンガムで開催されます。(二〇二四年は未詳)

Antipodean SF 290

Antipodean SF 290

豪州のオンラインマガジン Antipodean SF Issue 290 が公開されました。
拙作の英訳 Time Capsule (translate by Toshiya Kamei)が掲載されております。フラッシュフィクションです。今号に訳載されているキューバの Alexy Dumenigo のフラッシュフィクションはAIが優勢になった世界が舞台です。

シャーリイ・ジャクスン賞2021

ボストン・ブックフェスティバルでシャーリイ・ジャクスン賞 2021 が発表されました。受賞者のみなさん、おめでとうございます。
アンソロジー部門は dave ring 編 Unfettered Hexes: Queer Tales of Insatiable Darkness (Neon Hemlock Press)と、Eric J. Guignard 編の Professor Charlatan Bardot's Travel Anthology to the Most (Fictional) Haunted Buildings in the Weird, Wild World (Dark moon Books) 『シャラトン・バルドー教授のトラベルアンソロジー 知られざる世界の驚くべきお化け屋敷案内(架空の)』が受賞しました。お化け屋敷アンソロジーのほうには拙作「喫茶アイボリー」の翻訳 Café Tanuki (translted by Toshiya Kamei)が掲載されております。
勝山は小さいコラム一つでの参加ですが、受賞は嬉しいし光栄です。(カメイさん、ありがとう)
www.neonhemlock.com
www.darkmoonbooks.com
umiyulilium.hatenablog.com