鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

2011-01-01から1年間の記事一覧

サイン本販売と近刊

十月二十九日(土)、三十日(日)に第二十一回神保町ブックフェスティバルが開催されます。(会場は東京神田神保町のすずらん通り、さくら通りあたり) 当日は早川書房の出店でサイン入りの拙著『玉工乙女』が販売されます。十一月に『さざなみの国』が新潮…

第一回アガサ・クリスティー賞

第一回アガサ・クリスティー賞贈賞式に行ってきました。 受賞作は森晶麿氏の『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で、まもなく早川書房から発売となる。お土産にいただいた。 黒猫の遊歩あるいは美学講義の通販/森 晶麿 - 小説:honto本の通販ストア 黒猫の遊歩あ…

三毛猫

昼寝をしている猫がいたので携帯電話のカメラを向けた。シャッター音で目が覚めたらしく、ばっと身を起こしたので、逃げるかと思ったら、カメラに視線を向けて固まったので一枚。三毛猫で目が青い。

暗示か神助か

ミサンガが流行りだしたのはずいぶん前で、今ではごくありふれたものになっている。昨日も手首にカラフルな紐をいくつも結んでいる人を見た。何を祈っているのだろうと思う。自分はこの春に初めてミサンガを結んだ。初めてだったので結び方が悪く、すぐに解…

九文八分

シャツを初めて仕立てたという人が、「採寸したら腕の長さが左右で一mm違っていた、驚いた」と言うので、左右で長さが違うのが普通だし、一mm差なんか小さいくらいだと言った。でも、確かに、自分の体のサイズを正しく知らなかったりする。 靴のサイズは24.5…

鯨歯と硯

渋谷駅を通ったとき、東急百貨店東横店で宮城・福島物産展を開催中という案内看板に気が付いた。鯨の歯のアクセサリーや雄勝硯も売っているらしく、どちらも宮城県石巻市から来ているので、気になって様子を見に行った。催事は大盛況で、鯨歯細工も硯も接客…

ノミネート

拙著『玉工乙女』が、二〇一〇年度 第十回センス・オブ・ジェンダー(Sense of Gender )賞にノミネートされました。 センス・オブ・ジェンダー賞とは、下記のような文学賞です。 Sense of Gender 賞は、前年度の1月1日から12月31日までに刊行されたSF&ファ…

足の小指の爪

足の小指の爪が小さい。物心ついた時から、小さくて縮んでいる。数年前に皮膚科に行ったら、壁に「爪の水虫は病院で治しましょう」というようなポスターが貼ってあり、診察のついでに足の小指の爪は水虫ではないのかと尋ねたら、違うと診断され、「足の小指…

読売新聞と小説新潮

本日八月二十二日付けの読売新聞朝刊に、第二十三回日本ファンタジーノベル大賞特集の頁があります。受賞の言葉、受賞作のあらすじ、選評の一部などが掲載されておりますので、興味のある方はご一読を。(日野俊太郎さん、良い笑顔です) 発売中の『小説新潮…

いまひとたびのシルヴァーバーグ

『小説新潮』に掲載された日本ファンタジーノベル大賞の選評で、選考委員の椎名誠氏が、「本気でファンタジーを目指す皆さん」と呼びかけて、ロバート・シルヴァーバーグの『夜の翼』を読むことを勧めていた。SFファン交流会に行ったら、Iさんが、「シル…

佳人

過日、読売新聞に取材されるとき、写真撮影はここでしますと神社に行った。じゃあこの辺で撮りますかと言っていると、参道の石段をさっそうと下りて来た若い女性に声を掛けられた。女性は「写真を撮るのでしたら、神社に撮影の許可を取った方がいいですよ」…

読売新聞「顔」

本日八月十一日付けの読売新聞朝刊「顔」欄に、インタビュー記事が掲載されております。興味のある方はご一読下さい。

風の便り

さる情報筋から風の便りで聞いたところによると、明日の「顔」欄に掲載かもしれないけどわからない。 「受賞の言葉」を書いて下さい三百字でと言われて、三十字二十行のフォーマットを用意し、『後宮小説』との出会いやSFやら怪談について思う存分に書いた…

読売新聞「顔」(予定)追記あり

先日、読売新聞に取材されました。朝刊の「顔」欄に掲載される予定です。(九日付の朝刊の可能性が高いです)(「顔」とは別に八月下旬に特集記事で取り上げられる場合もあります) 追記。九日の朝刊にはなかったけれど、そのうち掲載されるでしょう。

仙台学 vol.12

『仙台学』(荒蝦夷)十二号が発売になりました。特集「東日本大震災 揺れ痕の声」に「上書きされた記憶」を寄稿してます。ほかに只野真葛『奥州ばなし』現代語訳第二回が掲載されています。今回は四話です。 東北地方にお住まいの方はお近くの書店に置いて…

新潮社クラブ

日本ファンタジーノベル大賞を受賞したら、新潮社にお招きされた。優秀賞の日野俊太郎さんもお見えで、親しくお話しをさせてもらった。好青年であった。大勢の方にご挨拶をしたり誓約書にサインしたり、選考経過を聞いたり、写真を撮られたり、いろいろした…

印度素馨

台北市内、歩道の植木鉢で咲いていたインドソケイ(印度素馨)、桃色の花にスコールが降りかかる。 キョウチクトウ科で有毒、花には芳香がある。プルメリアという名の方が通りがいい。 花の形が紋様の「ねじり梅」に似ているといつも思う。

南宋定勝【米羔】

台湾は台北の國立故宮博物院四階の喫茶室「三希堂」は、清の乾隆帝の書斎名にちなむが、なぜ「三希堂」というかといえば、王羲之(東晋の能書家、書聖)の「快雪時晴帖」、王献之(王羲之の息子)の「中秋帖」、王葈(王羲之の血縁)の「伯遠帖」という、世…

仙台学 vol.12(予告)

荒蝦夷の雑誌『仙台学』十二号が八月一日発売予定となりました。 前号に続く震災特集に「上書きされた記憶」を書いてます。只野真葛の『奥州ばなし』現代語訳第二回も掲載されます。 仙台学 vol.12(2011) 東日本大震災揺れ痕の声の通販/稲泉 連 -…

金子富之展「妖怪実体化」(予告)

金子富之展「妖怪実体化」が、七月二十一日木曜日から八月十三日土曜日まで、東京都中目黒のミズマアートギャラリーで開催されます(日曜、月曜、祝日休廊)。 先日の高島屋での個展では展示されなかった『赤虎』の展示があります。 MIZUMA ART GALLERY / ミ…

レモンと炒飯

檸檬の君(と自分で名乗った)から更に「炒飯(チャーハン)にレモンを絞るのもいいですよ」と教わった。まるでレモン農家のようだ。 炒飯と言えば、台湾の台北市内で、日本人の若い女性が台湾女性に「D…って、有名だけど美味しいんですか?」と聞いている…

レモン水

まだ梅雨が明ける前、暑いと思いながらそのままでいたら(暑いバンコクが舞台の、パオロ・バチガルピの『ねじまき少女』を読んでいた)、具合が悪くなった。具合が悪いことに気が付かず、回復してから「あれは夏バテだったのか」と気が付いた。それを知り合…

『幽』十五号、『北の文学』六十二号

怪談専門誌『幽』十五号と、岩手日報社の文芸誌『北の文学』六十二号の見本誌が届きました。 『幽』の震災特集に「若い果樹」という短い文章を、『北の文学』に巻頭コラム「みちのく怪談 ふるさと怪談」を書きました。 『北の文学』は作品を公募し、優秀作入…

グラスの底にクマ

先月、代官山のFinland Cafeでビールを飲んだ。飲んだのは、日本の一般的なビール会社のビールだけれど、器はフィンランドのデザイナー、オイヴァ・トイッカのビアマグ。側面に "5dl" と表記してあるので容量が五デシリットルなことは一目瞭然。 このビアマ…

金子富之展

日本橋高島屋ギャラリーXで開催中の『―妖怪奇譚― 金子富之展』には、これまで二度ほど足を運んだ。初めは不気味に感じた、異形の神とも妖怪、魔物ともつかないものたちだが、慣れたせいかそれほど怖くなくなった。作品によっては可愛らしく感じたり、有り難…

第九回ビーケーワン怪談大賞受付開始

六月一日から第九回ビーケーワン怪談大賞の投稿受付が始まった。締め切りは七月二十一日午前十時。 八百字以内で書かれた怪談の公募で、一人三作品まで投稿できる。 http://blog.bk1.jp/kaidan/ 「東雅夫さんの受賞を祝う会」で、ビーケーワンの辻さん、タカ…

東雅夫さんの受賞を祝う会

東雅夫さんが『遠野物語と怪談の時代』(角川選書)で「第六十四回日本推理作家協会賞」(評論その他の部門)を受賞した。昨日都内で贈賞式が行われ、その後に行われた「東雅夫さんの受賞を祝う会」に出席してきた。『幻想文学』や『幽』、角川ホラーの関係…

天気晴朗ナレドモ波高シ

宮城県亘理町の海岸から太平洋を望む。画像右手が汽水湖の鳥の海。 晴れて風が強い。チチチ、チチチと鳴く鳥がいるが、姿が見えない。千鳥だろうか。 手すりのある階段の向こうは砂浜の荒浜海水浴場。夏は海水浴客で賑わう。

金子富之展(予告)

『仙台学』や『みちのく怪談傑作選』でお馴染みの日本画家、金子富之氏(山形県在住)の個展『―妖怪奇譚― 金子富之展』が、来たる五月二十五日水曜日から東京日本橋高島屋六階美術画廊Xで開催されます。六月十三日までです。五月二十九日と六月五日には、各…

本と青島ビール

第五回『幽』怪談文学賞授賞式のお土産にいただいた、三輪チサさんと平金魚さんの本が発売になりました。 画像で、二冊に挟まれているのは青島(チンタオ)ビールのフィギュアが付いたストラップ。授賞式当日、ホテルのクロークに預けるコートや荷物をまとめ…