鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

2011-01-01から1年間の記事一覧

てのひら怪談 辛卯(予約開始)

六月刊行予定の『てのひら怪談 辛卯 ビーケーワン怪談大賞傑作選』(ポプラ文庫)の予約がビーケーワンで開始されました。 てのひら怪談 ビーケーワン怪談大賞傑作選 辛卯の通販/加門 七海/福澤 徹三 ポプラ文庫 - 紙の本:honto本の通販ストア 拙作も収録さ…

「お父さんありがとう」と平金魚は言った。

五月十日、第六回ダ・ヴィンチ文学賞・第五回『幽』怪談文学賞授賞式が都内のホテルで行われ、出席した。 画像は、壇上で正賞および副賞を授与される『幽』怪談文学賞短篇部門大賞の平金魚さん。同じ壇上に『幽』怪談文学賞長篇部門大賞の三輪チサさん。右の…

亀甲

九谷焼美術館中庭の舗地(ほち、鋪地)。玉石や煉瓦で模様をつくったもので、中国庭園でよく見られる。鋪地・中国庭園のデザインの通販 - 紙の本:honto本の通販ストア 鋪地・中国庭園のデザイン (INAX booklet)作者: 田中淡出版社/メーカー: INAXo発売日: 1…

茶房古九谷

九谷焼美術館は、石川県加賀市の「古九谷の杜親水公園」内にあり、古九谷の名品が収蔵されている。それほど大きな建物ではないが、落ち着いていて感じが良い。中庭に水琴窟があり、水が地下にしたたる響きを楽しむことが出来る。 美術館と同じ建物の二階にあ…

双遊子文

第百三回九谷茶碗まつり(石川県能美市)で、双美人というか双遊子模様の茶碗を買った。抹茶かカフェオレか用途に迷ったが、可愛かったので。 画像、右側のは飯茶碗。小振りで、底に花が一つ描いてある。両方とも石川県立九谷焼技術研修所OB会のブースで購入…

セミナー&ヴァニラ

今日は午前中からSFセミナーに行き、最後まで見ないで銀座六丁目のヴァニラ画廊へ。 ヴァニラ画廊では『邪神宮 闇に囁くものたちの肖像』(学研)に収録された平面、立体作品を展示した『邪神宮 〜邪〜The Evil』展を開催中(五月十四日まで)で、そう広くな…

仙台学 vol.11

『仙台学』十一号が発売になりました。 お近くの書店でお求めになれない方は、ビーケーワンでお買い求め下さい。 仙台学 vol.11 東日本大震災の通販/赤坂 憲雄 - 紙の本:honto本の通販ストア

仙台学 vol.11(予約開始)

仙台の出版社荒蝦夷が出している雑誌『仙台学』の十一号の予約が開始されました。発売予定日は二十五日です。 仙台学 vol.11 東日本大震災の通販/赤坂 憲雄 - 紙の本:honto本の通販ストア 特集は予定を変更して「東日本大震災」。 (以前に拙ブログで…

嬉野泉

東日本大地震で、もしかしたら被災したかもしれないと思っていた、ボレアスの主宰の嬉野泉こと菅原豊次さん(宮城県石巻市)が亡くなった、らしい。先日、知り合いから電話で教わった。別の人からもメールがあった。ほんとうに残念で、悲しい。お目に掛かっ…

御衣黄

東京国立博物館の春の庭園開放最終日に、兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ)を見に行く。桃色の八重咲き(花弁の数が二百〜三百枚)だが、まだ蕾が膨らんでいるだけだった。開き始めた蕾は濃い紅色で、サクランボに似ている。これからが見頃なのにそれが…

草餅

春には、えぐみのある新芽を食べて、冬の間に体に溜まった毒を除く習慣があるが、子どもの頃は、えぐみとか苦みは好きではなかった。中国の江南あたりでは、清明節(四月上旬)に「青団」という草餅のようなものを食べるが、緑色の正体は青菜だったりして、…

正福寺桜

小さな八重咲きの花も可愛らしいが、この正福寺桜は枝振りもなかなか良い。 兵庫県の正福寺(ショウフクジ)に植えられていたために「正福寺桜」と名付けられたそう。

さくらカフェ

上野の東京国立博物館で、四月十七日まで庭園開放をしている。 同館は地震のあと長く臨時休館をしていたが、三月二十九日から再開、庭園開放も同日から行われた。桜の季節に合わせた特別イベントも用意されていたが、「博物館でお花見を」の桜をテーマにした…

お一人様(一家族)一本まで

夕方、牛乳を買いにスーパーに行ったら、岩手の生乳を使った牛乳が復活していて嬉しかった。

仙台学 vol.11は来月

『仙台学』十一号、四月二十五日発行予定です。 玉蟲 左太夫の『仙台藩士幕末世界一周 玉蟲左太夫外遊録』(荒蝦夷)を読んでお待ち下さい。 仙台藩士幕末世界一周 玉蟲左太夫外遊録の通販/玉蟲 左太夫/山本 三郎 - 紙の本:honto本の通販ストア

仙台学 vol.11(予告)

(米がなくなって、近所でも売られていなくて、デパートで銘柄米を探せばあったかもしれないが、まさか岩手の身内に「コメオクレ」と頼むわけにもいかないと思っていたら、スーパーの棚に米があった。助かった。当分は米は大丈夫――というお知らせは本編では…

縁日の葛餅

彼岸の中日で縁日なので川崎大師に行ったら、天気が悪いせいか人が少なかった。境内の露店もほとんど開いていない。津波被害と震災から復興しますようにと手を合わせ、葛餅(くず餅、縁起を担いで久寿餅と表記することが多い)を食べるため門前の葛餅屋の喫…

読書灯

何年も前にもらったロウソクが、ここのところ大活躍。用心しつつ、ロウソクの灯り一つで文庫本が読める。

牛乳難民

牛乳を買いにスーパーに行った。いつも飲んでいる岩手の生乳を使った牛乳がないのは仕方がないが、普通の牛乳も棚から消えていた。低脂肪乳もなかった。ヨーグルトもなくて、豆乳は少しあった。がっかりしつつ、そのうち入荷するだろうと売り場を離れたら、…

地震と大津波

東北地方太平洋沖地震に被災された方々にお見舞い申し上げます。 関東地方も強い揺れがあり、直後から停電したりで、東北地方の出来事を知ったのは時間が経ってからでした。ニュースの津波の映像の中に、なじみのある風景が濁流に押し流れるのものがあって、…

塩澤快浩二十年を語る(補遺)

編集長になるまえに担当していた国内作家は二人、森下一仁さんと光瀬龍さん。光瀬さんには短編を二つ書いてもらった。(会場からの質問。一九九七年頃に、編集者にS-Fマガジンの発行部数を聞いたが教えてもらえなかったが) 当時は一万五千部です。今はもっ…

やまがた

黒木あるじ様より映像作品『みちのく異界遺産〜やまがた篇〜』(黒木あるじ・監修、デジコンキューブ)を御恵送いただく。ありがとうございます。 みちのく異界遺産〜やまがた篇〜の通販/黒木あるじ・監修 - 小説:honto本の通販ストア

塩澤快浩二十年を語る(続)

(続き) (一九九六年十一月号からS-Fマガジン編集長になる) S-Fマガジン編集長になるまでは、日本の、国内作家はほぼノータッチだった。翻訳ものばかりをやっていた。さかのぼって国内作家を読んで、呼んでくるのは物理的にも不可能だし、否応なく新しい…

塩澤快浩二十年を語る

二〇一一年三月六日(日)午後六時十五分より SF乱学講座@高井戸区民センター 講師 塩澤快浩(早川書房) 「SF冬の時代」について。ということですが、この春で早川書房に入って丸二十年なので、二十年を振り返らせていただきます。 ここに来た人で、一…

徳間文芸賞贈賞式

東京會舘で開催された徳間文芸賞贈賞式、第十三回大薮春彦賞・第三十一回日本SF大賞贈賞式に紛れ込む。もう紛れ込んだと言うしかない。心情的には夜陰に乗じたようなものだが、出席する**さん(迷惑が掛かるかも知れないので匿名)の厚意と尽力のおかげ…

不安と夢

蛍光灯がこうこうと明るい勤務先の事務所で仕事をしていて、ふと壁の時計を見ると午後五時だった。しまった、今日は五時半に待ち合わせの約束があった。早退すると自分で言っていたのに忘れていた。しかも東京會舘でパーティーなのに、まるっきりみすぼらし…

FM岩手 いわての本棚

二月十六日に、FM岩手の「いわての本棚」のコーナーで、拙著『玉工乙女』が紹介されました。 (番組のCDをいただきました。ありがとうございます)

猫の日なので

猫が登場する本をもらった。ギルバート・モリスの『猫探偵ジャック&クレオ』、ジャックもクレオも猫の名前。 猫探偵ジャック&クレオの通販/ギルバート・モリス/羽田 詩津子 ハヤカワ・ミステリ文庫 - 紙の本:honto本の通販ストア 猫探偵ジャック&クレオ (…

SF乱学講座三月の予定

三月のSF乱学講座は、講師に早川書房の塩澤快浩氏をお迎えして行われます。 テーマは『「SF冬の時代」の真実―― 一編集者から見た日本SFの二十年』です。 三月六日(日)午後六時十五分開始(八時十五分終了予定) 会場は高井戸地域区民センター三階で…

映画『趙氏孤児』

知り合いが映画を観に行ったら、涙腺が緩みそうになる場面に限って幼い子どもが「ママーママー」と泣くので映画に集中できなかったと憤慨していた。気持ちはわかるし、自分だったらやっぱり腹が立つと思うが、おとなの映画に付き合わされる子どもにも同情の…