鳥語花香録

Umiyuri Katsuyama's weblog

2009-01-01から1年間の記事一覧

毛沢東不在

九月十二日に『幽』のイベント「怪談ノ宴2009」が開催されますが、先日、編集さんから、会場で販売される福袋に入れる何かグッズのアイデアはありませんかと聞かれ、「毛沢東の写真」と答えて却下されました。 中国に行って自動車(送迎バス、タクシー、自家…

カレーの匂い

代々木公園イベント広場の九月の予定。 九月十二、十三日 スリランカフェスティバル2009 九月十九、二十日 シンチャオ! ベトナムフェスティバル2009 九月二十六、二十七日 ナマステ・インディア2009 (九月五、六日はブラジルフェスティバル2009)スリラン…

怪談ノ宴2009

怪談専門誌『幽』のイベント「怪談ノ宴2009」が来る九月十二日(土)に開催されます。 会場は東京は大井町の「きゅりあん 大ホール」(JR京浜東北線・りんかい線・東急大井町線大井町駅そば)で、『幽』で活躍する語り上手な作家・漫画家が一同に会し、怪…

戸隠のネジバナ

東京国立博物館で開催中の特別展「伊勢神宮と神々の美術」に関連して、博物館で『古事記』の「国生み(イザナミとイザナギが力を合わせて日本の国を作ったところ)」と「石屋戸(天石屋戸に引き籠もった日の神・天照大御神が、外の賑やかな様子が気になって…

大賞は「美醜記」

第七回bk1怪談大賞の結果が発表になりました。 (選考の様子はこちら)本の通販ストア - 本、雑誌の通販ならhonto 大賞は岩里藁人「美醜記」、優秀賞は沙木とも子「本家の欄間」と仲町六絵の「水晶橋ビルヂング」でした。 岩里さん、沙木さん、仲町さん、…

北魏書

東京国立博物館で特集陳列「趙之謙とその時代」を見て、圧倒されたのは「楷書五言聯」 趙之謙が長年の研究と研鑽によって晩年に到達した「北魏書」と言われる書風がよくあらわれている。わけても「獣」の字が良い。 (携帯のカメラでは墨の微妙な濃淡や筆の…

挙人

趙之謙(ちょうしけん、一八二九年生、一八八四年没)は浙江紹興の人で、清代の書家。 東京国立博物館平成館一階の特集陳列「趙之謙とその時代 ─趙之謙生誕180年記念展─」で、壁に貼られた趙之謙略年譜を眺めていたら、兄が訴訟に敗れて家が破産したり(やが…

赤福売り切れ

東京国立博物館平成館で特別展「伊勢神宮と神々の美術」を開催中。伊勢と言えば赤福で、物販コーナーでは図録などと一緒に赤福が売られている。 物販コーナーまでは常設展のチケットで入れるので、赤福を買いに行ったら売り切れていた。

ダ・ヴィンチ

『ダ・ヴィンチ』(メディアファクトリー)九月号に、インタビュー記事が掲載されました。特集3「日本生まれのファンタジーが面白い!」のページです。

小説推理

『小説推理』(双葉社)九月号の「今月のベスト・ブック 幻想と怪奇」のページ(担当・東雅夫)で、拙著『十七歳の湯夫人』が紹介されました。

特典サンプル

拙著『十七歳の湯夫人【マダム・タン】』を本年八月三十日までにオンライン書店ビーケーワンでお買い上げいただくと、特典として著者による全収録作品へのコメントが送付されます。 以下はコメントのサンプルです。上海の買い物案内になっているコメントもあ…

小心地滑

以前履いていたクロックスは靴底が磨り減ってグリップしなくなっていた。そのことに気付いたのは上海に行ったときで、彼の地の繁華街は歩道や床をピカピカの大理石や御影石でツルツルにするのがお好みなうえ、エアコンの水漏れ、雨漏り、水拭きであちこちに…

スナフキン

新しいクロックスを買ったのでジビッツを付けた。一つは新しいもので、一つは古いクロックスから引っ越した風雨にさらされたもの。鮮やかさが違っている。どちらもスナフキン。ミムラの姉さんとは異母きょうだい。

情報を上書き

仕事で来日しているアメリカ人(日本語が流暢で、個人的に何度も来日している)と話した人から聞いた話。 仕事以外の雑談で、「どうして日本に興味をもったの?」と聞いたら、「マンガやアニメが好きだったんですよ」とのこと。 「なにで(日本語を勉強する…

完売御礼

東京国際ブックフェアで販売された拙著『十七歳の湯夫人』(MF文庫ダ・ヴィンチ)のサイン本、完売したそうです。ありがとうございます。乱筆で「羅友、幽霊に会う」とか「王家に幸いを万年」とか書かれていて、驚かれた方がいらっしゃったらすみません。少…

まぼろしメッチェン

『幽』十一号掲載の「菊と猿」は、最初、全く違う展開を構想していた。仮題は「綾織メッチェン」(綾織は地名。メッチェンは若い女性のことで、旧制中学の学生などが「あのメッチェン、おまえに気があるんじゃないか」というように使った)、主人公がチェッ…

第七回怪談大賞

第七回ビーケーワン怪談大賞開催中。と言っても、明日(七月二十一日)午前十時が締め切りで、一ヶ月と三週間にわたる怪談大賞の投稿期間はまもなく終了する。 応募資格は不問、八百字以内の怪談を一人三作品まで投稿できる。 第四回から毎回参加(投稿)し…

国際ブックフェア

第16回東京国際ブックフェア(会期:七月九日〜十二日、会場:東京ビッグサイト)が開催され、メディアファクトリーも出展します。そこで拙著『十七歳の湯夫人』のサイン本も販売されることになりました。岡部えつさんの『枯骨の恋』のサイン本も並びます…

厩猿(断片)

厩猿と書いて、まやざる・うまやざるとよむが、厩猿は馬小屋や牛小屋に祀られたサルの頭蓋骨(上肢の先の場合もある)で、ウマやウシを守護すると考えられているそうだ。厩猿のことは以前訪れた牛の博物館 The Cattle Museum(岩手県奥州市前沢区)の展示で…

『幽』11号

怪談専門誌『幽』十一号が七月三日発売になります。 見本誌が届きました。リニューアル号で、特集は「怪談遠野物語」「プロに学ぶ実話取材の極意」「新人競作 厠の怪談」です。 幽 第11号の通販 - 小説:honto本の通販ストア 幽 2009年 08月号 [雑誌]出版…

パンケーキ

スターバックスの朝食メニューにパンケーキがあり、興味があったが食べる機会がなかった。 日曜日の午前中にスターバックスに行ったところ、ブルーベリーパンケーキがまだあったのでコーヒーと一緒に注文したら、温め直して、バターとハチミツを添えて出され…

怪談フェア

拙著(勝山海百合著)『十七歳の湯夫人【マダム・タン】』、書店に並び始めました。 見かけたら手にとっていただければ嬉しいです。 「怪談フェア」の帯がついたMF文庫ダ・ヴィンチの応募券を二枚集めて、挟み込まれたハガキに貼って送ると、著者のサイン…

劔岳 点の記

新田次郎原作の映画『劔岳 点の記』(監督・木村大作)(明治四十年、日本地図を完成させるために、未踏峰だった富山の立山連峰劔岳登頂を目指した陸軍陸地測量部の測量手たちの物語。登山映画で測量映画だった)をみたのだけど、映画館に「昨日、丹沢行って…

予約受付中

拙著『十七歳の湯夫人【マダム・タン】』はネット書店で予約できます。 十七歳の湯夫人の通販/勝山 海百合 MF文庫ダ・ヴィンチ - 紙の本:honto本の通販ストア 十七歳の湯夫人【マダム・タン】 (MF文庫 ダ・ヴィンチ か 1-2)作者: 勝山海百合出版社/メーカー…

湯氏来了

拙著『十七歳の湯夫人【マダム・タン】』の見本が届きました。 怪談フェアの紫の帯がついて、コザキユースケさんの筆になる表紙絵の妖艶さがいや増しております。 解説は南條竹則さん。 幽文庫のお楽しみ、巻末の幽文庫通信は、水沫流人さんと岡部えつさんで…

陶納ふたたび

約束していないのに、Yさんと会った。半年ぶりで、最後に会ったときに『竜岩石とただならぬ娘』をプレゼントしたが、どういう本を読む人か知らなかったので、読まれなくてもいいと思ってあげた。が、Yさんを見つけて挨拶をしたら、「読んだよ」と言われた…

全十七作品

六月二十五日発売予定の拙著『十七歳の湯夫人【マダム・タン】』(MF文庫ダ・ヴィンチ)の収録作品です。「十七歳の湯夫人」 「四つ辻の男」 「白家の怪」 「燕燕伝 死美人の願い」 「葛の葉飴」 「麗娘のキノコ」 「かまどの神様」 「鵞鳥の怪」 「龍耳」…

楊夫人

一週間前のこと。作家のK極さんにお目にかかったとき、おかげさまで二冊目が出ることになりましたとご挨拶したところ、「おう、マダム・ヤンか!」と仰るので、マダム・タンです、湯夫人ですと控えめに訂正しましたが、「マダムといったらマダム・ヤンなん…

己丑きちゅう

『てのひら怪談 己丑』(ポプラ文庫)を手にとって眺めた。既読作ばかりのはずなのに、また新たな気持ちで読んだ。 巻末に加門七海氏の予祝ともいえる「己丑の託宣」、怪談への期待と温かいまなざしが注がれた福澤徹三氏の「もっと怖い怪談を」が収録されて…

サイン本

都内で行われたダ・ヴィンチ文学賞・『幽』怪談文学賞授賞式にお祝いに行ったら、ポプラ社のサイトウさんに、『てのひら怪談 己丑』の見本をいただいた。 授賞式のお土産に『枯骨の恋』(メディアファクトリー幽ブックス)をいただいたので、作者の岡部えつ…